2021年8月30日月曜日

編み物のコツ

 編み物が自粛の中はやっているらしい。ミシンや他の手芸もはやっているそうだ。

高校時代に「勉強しなさい」と言われて編み物を母親に取り上げられて以来、編み物への欲望は止まらなかったが、普通に通勤している時には、週末しか編めず、到底編み物は続かなかった。

コロナ自粛になり、マスクを手縫いで作ってしまうと、なんとも手持ち無沙汰で、結局編み物を始める。

初めは単純な模様のメンズのセーター、次にスヌード、次に女性むけのマフラー、靴下、アラン模様の膝掛け、レース糸で編むブックカバー、同じく小物入れ、メンズのセーター、と次々と作ってもまだ飽きない。

なんとなくだが、部屋のちょっぴりのスペースを使って作業するのが楽しいし、大人になって、プログラミングや難しい数字の表をコンピューターで作成する根気ができたので、細かい模様編みが楽しい。完全にフローの状態で編み物をしている毎日。

仕事とは違うことは、編み物ではパターンを覚えること。そして、初心者じゃなくても補助具、例えば目数リングなどを細かく配置していくこと。

面倒がらない、それが一番のコツかもしれない。そして、編むという行為そのものが楽しいこと、そうすると、編み直しも全然苦にならない。

後は、複雑な模様の場合、網図の上に30cmの定規を置いて、1列づつ追っていく根気。これが面倒でない人は、やっても大丈夫。

中級者は算数が苦手だとダメだけど、大抵の人はできると思うな。

コロナ自粛で起こった世の中のパラダイムの革命に対して、私が起こしたささやかな革命は編み物だった。

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