2021年9月2日木曜日

雨の季節、太陽の季節と部屋の中の革命

 9月に入って、太陽の季節から雨の季節になった。グッと気温が下がり、日が沈むのが早くなった。

冬支度にはまだ早いが、これはぼちぼちアウトドアでのサイクリングのトレーニングができなくなると言うことだ。暗い中、自転車で走るのはかなり危険が伴う。

そう言うわけで、本日は自転車を部屋の中に取り込んだ。室内練習機の上に自転車を設置してちょっと汗だく。しばらくは、YouTubeで動画を見ながらサイクリングのトレーニングとすることになる。


走る時間も日が沈むのを気にしなくていいので、夜お風呂に入る前にちょっと走って汗だくになる、そしてお風呂に入ってスッキリする、そんな楽しみ方。

習慣が変わる、物の配置が変わる、それがちょっとした革命。その新鮮さをしばし楽しもう。

2021年8月31日火曜日

ささやかな革命は何かを始めるたびにやってくる

 難しい編み物や、初めての仕事、人間関係などは、初めのうちは自分の内面に革命がある。

やってもやっても失敗してしまう編み物は、革命そのものだ。

全く同じ網図なんてないから、正しい模様編みの構造、すなわちどういう見え方をするのか、を知るまでは、全く毎日が試行錯誤で、試行するたびに自分の中に革命が起こる。

どうやったらうまくいくだろうか。はて、疲れて間違って編み直し。

「こんな複雑なの編めたっけ?」という自問自答。「いや編めるはずだ。」1からではなく、0からもう一度編み始めるときに自分に言う。

そんなささやかなさざなみのような思考が自分のうちに寄せては返すうちに、パターンが見えてきて、最小公倍数がわかってきて、目数リングが適宜編棒の上に配置され、時には1目だけでも区別され、やがて革命は静まっていく。淡々と編む日常に戻っていく。

左手の中指で糸を調節する強さも、何度も失敗するうちに調整されていく。

編み物の醍醐味はこの編み始めの革命かもしれない。ささやかな革命に結構毎回ドキドキする。




2021年8月30日月曜日

編み物のコツ

 編み物が自粛の中はやっているらしい。ミシンや他の手芸もはやっているそうだ。

高校時代に「勉強しなさい」と言われて編み物を母親に取り上げられて以来、編み物への欲望は止まらなかったが、普通に通勤している時には、週末しか編めず、到底編み物は続かなかった。

コロナ自粛になり、マスクを手縫いで作ってしまうと、なんとも手持ち無沙汰で、結局編み物を始める。

初めは単純な模様のメンズのセーター、次にスヌード、次に女性むけのマフラー、靴下、アラン模様の膝掛け、レース糸で編むブックカバー、同じく小物入れ、メンズのセーター、と次々と作ってもまだ飽きない。

なんとなくだが、部屋のちょっぴりのスペースを使って作業するのが楽しいし、大人になって、プログラミングや難しい数字の表をコンピューターで作成する根気ができたので、細かい模様編みが楽しい。完全にフローの状態で編み物をしている毎日。

仕事とは違うことは、編み物ではパターンを覚えること。そして、初心者じゃなくても補助具、例えば目数リングなどを細かく配置していくこと。

面倒がらない、それが一番のコツかもしれない。そして、編むという行為そのものが楽しいこと、そうすると、編み直しも全然苦にならない。

後は、複雑な模様の場合、網図の上に30cmの定規を置いて、1列づつ追っていく根気。これが面倒でない人は、やっても大丈夫。

中級者は算数が苦手だとダメだけど、大抵の人はできると思うな。

コロナ自粛で起こった世の中のパラダイムの革命に対して、私が起こしたささやかな革命は編み物だった。

2021年8月29日日曜日

書見台 あるいはブックスタンド

 高校生の頃に通い詰めた書店で書見台を購入したのが初め。その後、引越しの時になくなってしまった、か、家のどこかにあるだろう。

30年ぶりにブックスタンドという名称でアマゾンで探したが良いものがなく、結局近くの文具店で2つ購入した。

あると便利で、仕事の際にも要約するための資料を立てておけるし、普段は電卓を立てている。ベッドにもう一つあって、寝るときにいつも左を向いて寝るので、ベッドの上の左側に本を開いておいている。いつでも読める。

「浮気癖」と大学の頃呼んでいた友人がいたが、読んでいる本というのは1冊ではなく大体複数冊読んでいるので、もっと書見台を購入しようか思案中。書見台がもっとあったなら、私のいく場所行く場所でお気に入りの本が読まれるのを待っている、そんな生活、それがささやかな革命。