2021年10月23日土曜日

化学繊維はダメだったけれど 繊維革命

 子供の頃から化学繊維は苦手。つまり痒くなってしまう。チクチクするし、結局ナイロンてナイロンたわししか使えないじゃん。というわけで、ずっと化学繊維を敬遠していた。その一方で、ウールもラノリンが辛くて痒い。羊毛の毛布は身体中痒くって布団の上からも掛けられない。

そんな中、去年であったのがヒートテックの毛布。そもそもヒートテックは熱くなり過ぎて、下着には着られなかったが、毛布はOK。暖かいし、肌触りもいい。こんなもの発明した人は誰だ?ユニクロねー、というわけでヒートテック毛布を愛用している。

10月に入ってガクンと寒くなったので、ヒートテック毛布が出番だ。実は2013年にオレゴンに行ったときにペンデルトンの毛布を買ったのだが、どうも羊毛は怖い。それは家族が愛用している。

ヒートテック毛布はもちろん丸洗しても傷まない。羊毛みたいにラノリンが薄くなって痛むこともない。安い。とまぁ買わない理由がないほど使い勝手がいい。虫もつかないしね。

天然繊維も悪くはないが、やはり最近の化学というのは本当に懲りずに何かを開発し続ける。そもそもナイロンはパラシュートの材料として開発されたものなので、本当に人の肌触りというものを考えた繊維には敵わないだろうと思う。

最近の化学にバンザイ。そして、ずっと使い続けられるだけの耐久性があるかどうかは実験中。

居場所はヨガマットの上

 スポーツを始めるときにはとにかく続けることを考える、となるとサンクコストを使うといいと会社の同僚から教えてもらった。投資すればそれを取り戻そうとスポーツ習慣ができるというわけだ。

しかし吝嗇家の私はヨガを始めるときに、初めは続くだろうかという思いがあり、天然ゴムの薄いマットを買った。結局それがボロボロになるまで使い、3度目に洗った時に使い物にならなくなるまで使った。

その次に買ったのが、ここまで続けるのなら投資しちゃうか、というわけで、Manduka Proマットというのを買った。2万円程度するもので、ドイツ製。他のマットより大きく、重い。

しかしこのマットを購入したところ、上手くなったとのこと。確かに安定感があり、ポーズを取りやすい。やたらとヨガインストラクターに褒められた。(別にヨガスタジオで購入した訳ではなかったけれども。)

自宅用とスタジオ用で2枚ほど持っているが、もうスタジオには行かなくなったので部屋に2枚引いてヨガラグをかけてある。

家族が気が向いたときには一緒にヨガをやり、そうでないときにはその上で編み物をしたり、瞑想をしたり、ときにはぼーっとしたりとやたらと居心地がいい。

それに2万円もするものが2枚もあるので、またヨガをやろうと思うわけだ。

MandukaのProは買って後悔はないが、一点問題があるとすればその重量ぐらいで、持ち運びが大変。ただし、車で移動するのなら、積みっぱなしにできるので問題ないかもしれない。私は根性で電車で運んでいたが、それだけポーズが取りやすいし、膝を立てたり、ヘッドスタンドしたときにクッションが効いていて身体が痛くならない。

編み物するにも居心地がいい。瞑想ももちろん。ボルスターと組み合わせて居心地がいい。快適な敷物になっている。

フットワークよく、どこでも持ち運ぶならトラベル用のものもあるし、屋外でヨガをやるには若干不向きなきらいもあるが、Manduka Proはおすすめ。アメリカのメーカーなので、ヨガマットにインド、アメリカ、ドイツから革命を起こしたものと言えるのではないだろうか。

2021年10月18日月曜日

「編む」とは  編み物のそもそも論

 8月から取り組んでいるサマーセーターはコットンの糸を使っているが、上質なのでとても編みやすい。DARUMA毛糸のコットンの紺の糸を使って編んでいる。

どんなセーターを編んでいるのかというと、三國万里子さんの作品でほぼ日ストアで売られているもの。「たちあおい」という作品名なので興味のある方はググられたい。

レースっぽいサマーセーターみたいなことが売りなのだけれど、この模様編みはとても編み応えがあって、模様編みこそが編む醍醐味という感じがする。すると、編むってそもそもなんだろう?という疑問が湧いてきた。

感覚としては、糸を組んでいく感じがするなぁ、組紐みたいだなぁ、あ、紐じゃなくて組み毛糸かぁ、と思っていた。一目避けておいて交差にするとか全く組紐なのだ。

じゃぁ編むって一体なんだろうと思った。棒針で糸を置いていく?糸を置くというよりも綾をつける感じだし、やっぱり組むかなぁ。

そんな仮説を元に「編む とは」でググってみたら、やはり竹などを組むということで、糸を組むことなのだとわかった。そう糸を組んでいくことがすなわち編み物だったのだ。

そんな感覚をわかってから、編み物が一層楽しくなった。私の不器用な手先であっても、しっかり組めれば作品は出来上がる。なるほどなぁ、組むかぁ。

今日は感覚と言葉の革命があった。

2021年10月17日日曜日

編み物を読書する ブリオッシュ編み

 緊急事態宣言が明けて二週間が経ち、昨日、デパートに電車で買い物なんかに行ってみた。人人人。元の街に戻っている。

書店の編み物コーナーに行ってみる。綺麗な表紙のブリオッシュ編みという本が売られている。一旦カフェでコーヒーを一杯飲んでから購入することにする。クレジットカードのポイントで全額支払えた。

そして今日、百均の毛糸とそれに合う棒針で、基本的な編み方を習得した。ロジックがわかった。

表目→掛け目・すべり目→表目の繰り返しをまず行う。その次に裏側で、表目だったところを掛け目・すべり目にして、表目の掛け目・すべり目だった目を2本一緒に裏目で編む。すると、一段でいつも完結している表目が、2段にまたがる。

これはイギリスゴムあみとか変わりゴムあみとか言われているが、実際はゴムあみの引き上げあみだということがわかった。

でもって、カラーの違う2本を組み合わせて、ゴムあみを輪に編むことによってちょっと変わったスヌードができるんだなーということがわかった。

それでさらにそれを増し目したり、減らし目したりすることにより、さまざまな模様をつけていくというのがこのブリオッシュ編みだということもわかった。

ロジックがわかってしまうとその編み物への闘志が若干失せるが、実際に編んでみると面白いかもしれない。しかしながら、あとセーターを2枚編んでしまわないと次の作品に手をつけられないので、来年の春くらいだろうか。新しい編み物への革命は来年へと続く。